森の種陶工所

 大阪府交野市で日常使いの器と家の器を制作しています。
 2016年夏から京都府綾部市への移住のため、古民家改修をはじめました。

 私たちの暮らしの仕事、「暮らしごと」を綴ります。
3日目。買い出しをした後、再び綾部に向かいました。
よいお天気です。

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昼過ぎに到着し、買ってきたパンなどで昼食を済ませ、昼寝。
日差しが強すぎるのと、移動の疲れのおかげで、畳の上でぐっすり眠りました。

14時ごろ、主人は家のまわりの草刈り。私は外の排水溝にたまった土をかき出しました。

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台所や雨樋から落ちた水が、川まで流れるはずの排水管や排水溝、まったく水が流れている気配がありません。ごみや泥、葉っぱなどで詰まっていました。

大変やなこれ…と話していると、突然の雨が降りはじめました。

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雨樋から滝が発生していたので角度を直しましたが、それだけの問題ではなさそう。

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排水溝はただの水たまりに。

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雨の中、やっきになって溝を掘り始めた主人。
横で傘をさし呆然としていたら、お隣のKさんが、雨合羽を着て私たちのところへやってきてくれました。

 物干し場所にしているところに、川までつながる水路があったはず。
 水路は猪が土をひっくり返して埋めてしまったんだと思う。
 ひどい雨やから、今日はやめといたほうがいいよ。
 家も湿気がこもるから、早く窓を全部しめなさい。

ということを伝えてくれました。

そこでようやく私たちもあきらめて、家の中で雨宿りをしました。

80歳を超えるKさん、わざわざ私たちのために長靴で一歩一歩慎重に、雨の中を来てくださいました。
Kさんの優しさのおかげで、二人で風邪をひかずにすみました。

排水機能がちゃんとしていないので、雨が降るたび家のまわりに水が留まり、家に湿気が残るという最悪な悪循環…を、身をもって体感できた雨でした。
家の改修よりも先に取り組まないといけない課題が見えて、ちょっとげっそりしました。

雨はしばらく降った後、ようやく止みました。

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すると、ちょうど夕暮れ時で、目の前にものすごく美しい風景が繰り広がりました。

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「人間は自然の一部」ということを改めて感じさせてくれました。
この土地が、私たちに奇跡のように美しい雨上がりを見せてくれたようで、とてもうれしく感じました。

もう今日はやめ!ということにして、集落からの道を散歩しました。

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小さなトノサマガエルに出会ったり

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今の大雨がさっそく谷間から清流となり、流れているのを発見しました。

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目の前にあるのは、山と畑と川だけ。
ヒグラシの鳴き声が鳴り響いて、とても神聖な気持ちになりました。

夜はくたくただったので、持ってきたフランスパンにキャンベルのスープ、作ってきたラタトゥイユにポテトサラダを食べました。
 
written by akiko

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